阪神淡路大震災で大活躍をし、その後法律が整備されて全国で導入が進んだコミュニティFM放送局や災害FM放送局ですが、普及には次のような問題があります。
A) 都市部ではアンテナ設置や放送機材の調達や運営を行う資金と、番組が制作できる人材が確保できるが、電波に空きがほとんど無いため免許が下りない
B) 地方部では電波に空きがあるが、アンテナ設置や放送機材の調達や運営を行う資金と、番組を制作できる人材の確保が困難なため設立そのものが難しい
つまり、電波と資金に余裕がある運の良い自治体でしか開局できない、ということになります。また最近は、せっかく開局できても資金難で倒産する放送局も多くなっています。
ところが、スマートフォンがここ数年で急激に普及した事により、ラジオの聴取手段がどんどんネットに移行しており(radiko等の放送アプリが有名ですね)、今日では電波放送でラジオを聞いたことがある若者が逆に少ない状況になり、電波放送とネット放送の境界がほとんど無くなってきています。
そこで、クレバーメディアは元放送局経営者のスタッフの持つノウハウを元に、ラジオ放送局の運営に必要な下記の機能を盛り込み、コミュニティFM放送局や災害FM放送局と同等又はそれ以上のネット放送局が運営できるように開発してきました。
①インターネットラジオだけの特性として、用途やプレイヤー別に複数のチャンネルを持つことができます(例えば、メインチャンネル、英語チャンネル、環境チャンネル、教育チャンネルなど、分けることができます)
②あらかじめ用意した番組(説明文、イメージ画像、MP3)があれば、パソコン、スマートフォン、タブレットPCでインターネット環境があればどこからでも登録できます
③パソコン、スマートフォン、タブレットPC+インターネット環境があればどこからでも簡単に生放送(ライブ放送)をすることができます
④パソコン、スマートフォン、タブレットPC+インターネット環境があれば、どこからでも番組をスケジュールして番組表を作ることができます
⑤毎日又は毎週同じ番組表を継続する場合は、番組スケジュールをコピーできる機能があり手間が省けます
⑥ユーザーがリルタイムに放送を聞くことができなくても、放送後1週間は「聞き忘れ番組」として何度で再生することができ、放送後1週間を経過した番組や、シリーズで放送されている番組は、アーカイブ機能から探して聞くことができます
⑦クレバーメディアを導入している自治体や団体等で共有を許可している番組は、番組共有機能で相互にコンテンツとして使うことができます
⑧リスナーはアプリをダウンロードするだけですぐに放送を聞くことができるようになります
次回は、3)e-ラーニングシステムについて説明します。